月曜日, 3月 31, 2008

昔の教育法

昔の塾や道場ではどのように教育していたかという話を聞いて結構感動した。

昔は、入学、いや入門しても、すぐに教えることはしなかったらしい。
むしろ、教えるのは拒む。

たとえば、柔術の勉強をしようとして入門した者にも、毎日、薪割り、水汲み、掃除や子守りをさせたりする。

教わる側は、なぜ教えてくれないのかと不満を抱くようになる。じれてくる。

しかし、じらせておいてから、やっと少し教える。すべて教えるわけではない。

不満をいだき、覚えたい、勉強したいという意欲を高めておいて、その上で、教え惜しみをしていく。


名人の師匠もその道の奥義をはじめから教えようなどとはしない。
秘術は秘密にして、隠すのである。
秘術は秘す。。。。

弟子は、教えてもらうことは到底望むべくもないから、いかにして、師匠の術を盗みとるか必死になる。

こうして、師匠の教えないものを奪い取ろうと心掛けた人間は、いつのもにか、自分で自ら新しいものを
習得する力を得ていく。

昔の人たちは、受動的になりがち、教えてもらいがちな勉強を、
能動的で、積極的なものにすることにとても長けていたともいえようか。


今では優秀な学校や塾はものごとをつめこもうとする。
そして、数学、算数では、与えられた問題を解かせることに力を注ぐ。

しかし、自分で問題を設定し、なぜ?と問う。
そして、問題自身をも、よりよい問題に進化させていくこと、なぜを進化させていく能力も必要で、
これは、つめこみ教育だけからでは生まれない。


知識は、すでにネットワークで検索すれば、かなりのものが楽に手に入る時代になりつつある。
今後は、自ら学び、問題を設定して、さらに学んでいく力がより求められることになるのは間違いない。

知識の詰め込み教育、問題ありきの解く教育も重要ではあるが、
ある程度以後は、より考える、問題を生み出す能力の育成にも、力を注ぐ必要があろう。

コンピューターがかなりの分野を覆えるような今の時代であるからこそ、教育方法も変えていく必要がある。

特に、ひとりひとりの人間が、自ら能動的に学ぶ、何故を問題に置き換え、新しい問題を設定していく。
そのようなことが、今後の未来を創るには、重要な事項になっていくだろう。

昔から、ひとつの事柄に「何故?」を五回繰り返すと、もう、誰も答えられないというではないか。
人間にわかっていることなど、ほんのちっぽけな事柄に過ぎない。

世の中わからないことだらけである。

だから、既にある問題は、さっさと通り抜け、(リストを眺めるだけでも良いかもしれない)、
自分で、問題を作って、突き詰めていくことも、このちっぽけな人間の知識を広げていくことにわずかながら貢献するように思う。

人は、与えられた知識、与えられた問題を解くだけではなく、
自ら、何故と問い、問題を設定してきたからこそ、この人間の世界を広げてくることができたのだと信じたい。

この世界をさらに広げるには、やはり、自ら何故?と問うてみることが、重要。
これこそが、第一歩なのである。

火曜日, 3月 04, 2008

今年からの花粉症対策

花粉症シーズンですね。

私も、長らく花粉症患者なので、この季節は難儀しています。

さて、最新の対策あれこれ・・・・

-本日朝のテレビでやっていた最新の対処方法-

・舌下減感作療法 (パンと花粉エキスがあればできるらしい。一週間に一回程度。)
・花粉症緩和米(これはまだ実験中らしい) 遺伝子的に花粉成分を内在しているお米?

ホメオスタシス系であろうか。
ゆっくりと、アレルゲン自身を、食べるということが共通している。
しかし、花粉エキスはどこで買えるのだろうか。一般的に買えるのであればためしてみたい。


-先日のテレビでの対策-

・マスクは当然として、マスクの下に、綿やちいさなコットンなどを鼻の幅サイズにまるめたものを、鼻の穴をほぼ塞ぐ形でいれておく。
 すなわち、マスクの下に、鼻の穴周りのさらなる手作りマスクを二重にすると、花粉を吸うことについてはほぼ完全に防御できるとの話。


つい最近は、夜寝るときも薄いマスクをしておく。
空気清浄器をつけっぱなしにするということもこれありであるが、家の中でもマスク、また、睡眠中もマスクで、かなり家の中では過ごしやすくなった。

夜寝る時のマスクは、適度な湿り気をマスク内に保持できることから、インフルエンザ対策にもよいらしい。



以下は、従来からのTyees流対策方法
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・大きなマスク
・大きめの眼鏡
・抗アレルギー目薬
・アレルギー剤(鼻風邪用の薬でもどうにかなる)
 ただし、通常、眠くなる薬が多いので症状が軽い限り、日常は、漢方などで対処するのがベター。
 (眠気対策にはよいかもしれない。Tyeesは、小青竜湯などをためしています。)

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・アルコール類は、基本なしにするか、極力控える。
・日中の外出については、極力、時間帯(朝と夜のみとか)を選ぶ。
・ストレス蓄積は極力さける。



・その他の対策(小耳情報)
 ??明○乳業の「飲むヨーグルト」を一年間以上毎日飲む???
 ??回虫・さなだ虫などをお腹に問題のない範囲で飼う??? 
   ダイエットにも良いらしいが気持ち悪い!!

北半球と南半球

大昔のこと、
冷たい飲み物、即ち飲料は、夏場売れるかどうかが勝負だなんてことをよく聞いたものだ。
勿論、各メーカーは、一年を通して売れるものを模索はしているわけだが、やはり、大きくは夏場にピークがくるらしい。

して、素人の私は、こう考えた。
北半球と南半球で、夏場は異なる時にくるわけだから、ピークが二回ある!
これを利用しない手はないではないか?!

北半球にある、日本においては、初夏からゆるやかに飲料の増産をはじめ、
残暑あたりからはゆるやかに減産する。

しかし、また、初冬から増産し、春場には、減産する。これは南半球向けである。

北半球の夏の盛りが、仮に、7-8月ピークとすれば、
南半球は、1-2月がピーク。

6月から増産、9月から減産、
12月から増産、3月から減産。

仮に、賞味期限が、半年以上ある製品であれば、もし、日本の夏が冷夏で、増産分がはけずとも、
すなわち、8月製造分が、あまり気味になってしまっても、

それらは、9-11月で消費し、最悪は、南半球分の増産の前在庫にもちこんでもよいのではないか。
日本の夏が冷夏で、南半球では、猛暑であれば、ちょうどうまくいくかもしれない。。。

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..040506070809101112010203040506 Month
..020203040402020203040402020203 製造 1年2回ピーク
..010102030302010101010101010102 japan消費
..010101010101010102030302010101 南半球の国消費
02020202020201010101010100000000 在庫累計(当初から安全在庫02あったものとする)
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しかし、素人考えはそこまでであった。

・ひとつには、なるべく新鮮な形で、飲むのが一番おいしいはず。
・一般的に在庫は、せいぜい、1か月。普通は、Week単位なのではないか???
・だいたい、南半球に製品を運ぶことについてはコストがかかる。また、時間もかかる。
・製造オペレーションの山は、人員増も伴うので、オペレーション人員を南・北で交互に増やすなんてことは困難だ!!!


でも、しかしである!!

製品の形で、輸送することは高コストかもしれない。
それでは、原材料の形で、輸送し、缶につめる部分のみを現地(北半休・南半球それぞれ)にて製造することにすれば、よいのではないか。
工場は、フルオートメーション。人手はミニマム。

これなら、どうだろう。
多少現実味を帯びてくるような気もするのだが。

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同じ原材料で、異なる国向けの製品ができるかどうかも分からない中での議論であるから、まだまだこれからなのであるが、頭の体操としてはよいのかもしれない。

グローバル企業であれば、あたりまえに考えていることなのであろう。
世界中の消費量で考えれば、ピークもとんがらずに、ややなだらかになるのであろうから、
物流にかかる時間とコストを最小にすれば、生産計画、需給計画は、やや楽になるかもしれない。


さて、現実とは乖離した話は、この辺までとしておこう。



ついでに、北・南半球で異なることをメモっておきたい。


No.1
夏の時期 上述どおり、日本は、夏といえば、7-8月あたり、南半球では日本の冬が夏で逆。

No.2
日本では、住まいを選ぶ時、昔は、南東の角部屋がいいなどといった。
南半球では、北東の角部屋がベストであろう。
南半球では、太陽は北側にあるわけであろうから。
日時計は、北半球では、時計回り。南半球では、反時計周り。

No.3
夜空は、全くことなるでありましょうね。
北極星は南半球からは見えない可能性が高い。ぎりぎり地平線に見える場合もありましょうが。。。

No.4
台風の回転の向き。
台風が北半球で反時計回りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にコリオリの力を受けるためと昔ならった。南半球では逆周りとなる。。
台風のみならず、海流の運動もコリオリの力の影響を受けている。
北半球において真北に撃った砲弾が、標的よりもわずかに東側にずれる!!


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ここまで、書いてきて、そういえばと気付いた。

北と南以前に、常夏の国々があるではないか。
ずっと夏ピークである国々には、沢山の人々も住んでいる。
これらの国々には、何が飲料として好まれるか。

もし、常夏の国々と、日本とで、共通項的な夏向きの飲料があれば、これがよい。笑

こんなことは、とっくに、各企業は実施済みなのでありましょうね。。。。。