大昔のこと、
冷たい飲み物、即ち飲料は、夏場売れるかどうかが勝負だなんてことをよく聞いたものだ。
勿論、各メーカーは、一年を通して売れるものを模索はしているわけだが、やはり、大きくは夏場にピークがくるらしい。
して、素人の私は、こう考えた。
北半球と南半球で、夏場は異なる時にくるわけだから、ピークが二回ある!
これを利用しない手はないではないか?!
北半球にある、日本においては、初夏からゆるやかに飲料の増産をはじめ、
残暑あたりからはゆるやかに減産する。
しかし、また、初冬から増産し、春場には、減産する。これは南半球向けである。
北半球の夏の盛りが、仮に、7-8月ピークとすれば、
南半球は、1-2月がピーク。
6月から増産、9月から減産、
12月から増産、3月から減産。
仮に、賞味期限が、半年以上ある製品であれば、もし、日本の夏が冷夏で、増産分がはけずとも、
すなわち、8月製造分が、あまり気味になってしまっても、
それらは、9-11月で消費し、最悪は、南半球分の増産の前在庫にもちこんでもよいのではないか。
日本の夏が冷夏で、南半球では、猛暑であれば、ちょうどうまくいくかもしれない。。。
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..040506070809101112010203040506 Month
..020203040402020203040402020203 製造 1年2回ピーク
..010102030302010101010101010102 japan消費
..010101010101010102030302010101 南半球の国消費
02020202020201010101010100000000 在庫累計(当初から安全在庫02あったものとする)
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しかし、素人考えはそこまでであった。
・ひとつには、なるべく新鮮な形で、飲むのが一番おいしいはず。
・一般的に在庫は、せいぜい、1か月。普通は、Week単位なのではないか???
・だいたい、南半球に製品を運ぶことについてはコストがかかる。また、時間もかかる。
・製造オペレーションの山は、人員増も伴うので、オペレーション人員を南・北で交互に増やすなんてことは困難だ!!!
でも、しかしである!!
製品の形で、輸送することは高コストかもしれない。
それでは、原材料の形で、輸送し、缶につめる部分のみを現地(北半休・南半球それぞれ)にて製造することにすれば、よいのではないか。
工場は、フルオートメーション。人手はミニマム。
これなら、どうだろう。
多少現実味を帯びてくるような気もするのだが。
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同じ原材料で、異なる国向けの製品ができるかどうかも分からない中での議論であるから、まだまだこれからなのであるが、頭の体操としてはよいのかもしれない。
グローバル企業であれば、あたりまえに考えていることなのであろう。
世界中の消費量で考えれば、ピークもとんがらずに、ややなだらかになるのであろうから、
物流にかかる時間とコストを最小にすれば、生産計画、需給計画は、やや楽になるかもしれない。
さて、現実とは乖離した話は、この辺までとしておこう。
ついでに、北・南半球で異なることをメモっておきたい。
No.1
夏の時期 上述どおり、日本は、夏といえば、7-8月あたり、南半球では日本の冬が夏で逆。
No.2
日本では、住まいを選ぶ時、昔は、南東の角部屋がいいなどといった。
南半球では、北東の角部屋がベストであろう。
南半球では、太陽は北側にあるわけであろうから。
日時計は、北半球では、時計回り。南半球では、反時計周り。
No.3
夜空は、全くことなるでありましょうね。
北極星は南半球からは見えない可能性が高い。ぎりぎり地平線に見える場合もありましょうが。。。
No.4
台風の回転の向き。
台風が北半球で反時計回りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にコリオリの力を受けるためと昔ならった。南半球では逆周りとなる。。
台風のみならず、海流の運動もコリオリの力の影響を受けている。
北半球において真北に撃った砲弾が、標的よりもわずかに東側にずれる!!
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ここまで、書いてきて、そういえばと気付いた。
北と南以前に、常夏の国々があるではないか。
ずっと夏ピークである国々には、沢山の人々も住んでいる。
これらの国々には、何が飲料として好まれるか。
もし、常夏の国々と、日本とで、共通項的な夏向きの飲料があれば、これがよい。笑
こんなことは、とっくに、各企業は実施済みなのでありましょうね。。。。。
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