レイ・カーツワイルといえば、シンセサイザーの発明家の一人として、なんとなくその名を知っていたが、幅広い発明で、「20世紀のエジソン」とまでいわれている人であったようだ。
スキャナーやテキスト音声変換装置、OCR、などの発明でも知られ、発明家であるとともに、未来学者としても有名。
「ポスト・ヒューマン誕生--コンピューターが人類の知性を超える時」という彼の著作は、近年 全米ベストセラーとなったようだ。
原題は、THE SINGULARITY IS NEAR:WHEN HUMANS TRANSCEND BIOLOGY
この中ででてくる特異点 SIGULARITY は、2045年。
この時には、人間の知能の10億倍の能力を持つ人工知能が登場、人間とテクノロジーの関係が特異点に達する。
特異点では、
人間の能力が根底から覆り変容する
可能性があり、
われわれの生物としての思考と存在が、みずからの作り出したテクノロジーと融合する臨海点であり、その世界は以前として人間的ではあっても生物としての基盤を超越している。
特異点以降の世界では、人間と機械、物理的な現実とヴァーチャル・リアリティとの間には、区別が存在しない・・・・
らしい。。
なお、2045年とは、今から37年後である。
そして、その25年以前、すなわち、2020年には、一台のコンピューターがひとりの人間の知性を凌駕すると予測している。
2020年は、今から12年後。
そして、GNR革命による予測部分も興味深い。寿命延長の可能性も示唆されている。
GNR革命とは、Genetics, Nanotechnology, Robotics
すなわち、遺伝学、ナノテクノロジー、ロボット工学であり、これらの頭文字をとり、
GNR革命とカーツワイル氏はいっている。
これらの技術の相乗活用、相乗効果により、
たとえば、ナノテクノロジーにより開発・研究が進められている「ナノボット」という超極小のロボットにより、癌とか遺伝子病を克服していけるかもしれないとのこと。
血液細胞よりも小さくできるナノボットにより、疾病や加齢因子を取り除くことができるようになるということであり、これは、2020年くらいの実用化が見込まれているそうだ。
また、遺伝学的にも、今後15年以内に人間は毎年一年以上寿命をのばせるようになるとの予測があるらしい。
MITの研究チームは、2006年4月に、ステルスナノ粒子によりガン細胞の治療を行うことに既に成功しているとのこと。
ナノボット技術環境面、環境再生面にもいかされるだろうとのことであり、20年、遅くも25年後には、ナノボット技術の活用はあたりまえになりつつあるだろうとカーツワイル氏はいっている。
以上からすると、今は、2008年であるが簡単のために、2010年であるとして、未来予測は以下のようになろうか。
10年後、2020年には、一台のコンピューターがひとりの人間の知性を凌駕する???
15年後、2025年には、人間は毎年一年以上寿命をのばせるようになる???
20-25年後、2030-2035年には、ナノボット技術の活用はあたりまえになり、疾病や加齢因子を取り除くことも可能であり、環境再生面でも、多いに活用可能。
35年後、2045年には、人間の知能の10億倍の能力を持つ人工知能が登場、人間とテクノロジーの関係が特異点に達する???
少なくとも、あと15年は長生きをしたいところですね。笑
長寿と、もしかすると、若返りさへ手中におさめることができるかもしれないのだから。
1 件のコメント:
正に、聖書の御国、仏教の来世ですね!!
何とか、あと35年生きたい!!
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