日曜日, 2月 01, 2009

パンデミック対策

映画「感染列島」の影響もあるのであろうが、この頃、普通に普段からマスクをしている人が増えたように思う。
これからは、花粉症のシーズンでもあるから、マスクをしながら族というのは、普通のことになってきそうである。

外国とか外人は、あまりマスクをしているのを見たことが無い。あまり、マスクをする習慣はないのかもしれませんね。

この頃では、電車の中で、誰かがくしゃみか咳をすると、マスクをするのも普通。
会議中に、マスクをしながらしゃべるのはちょっと異常だが、先日は、私も実践した。

インフルエンザから復帰した人がいたからであります。
インフルエンザをひいたら、即、仕事は休みましょう。学校も。



パンデミックは、「感染爆発」、「汎発流行」等と訳すようである。
限られた期間にある感染症が世界的に大流行することをいう。
(定義としては、WHOフェーズの6)


パンデミック対策、防御は、段階別に異なるようであるが、

基本は、
・帰宅時の手洗い励行、うがい励行
・湿度の維持(加湿器など)
・マスク着用励行 (かかった人も防御用にも)
・混み合った所は避ける
・空気清浄機

そして、
・インフルエンザ等感染症別ワクチンの接種
・コートや上着の室内持ち込みの際の留意(払うなど)、
あるいは持ち込み制限。。。これはもう、実施が難しいですね。

(本来であれば、外出時着用のアウター類は家の中に持ち込まず、ドアの外においておきたいくらいであるのだが。
また、家の中を負圧にしない工夫も必要となろう。ほとんどのマンション等では、負圧にして、家の外気を取り入れる仕組みとなっていると思われるが、これでは、パンデミックのレベルがあがった場合は、大変困ることになると思われる。)

非常に伝染性の強いウィルス等は、目からも移るとのこと。
マスクに加えて、
・ゴーグル
も必要となる。

このレベルにおいては、マスク・ゴーグル、手袋(インナー、アウター別々のもの)、靴カバー、防護服が必要となり、防護服は、一回利用で廃棄となる。

ウィルス除去機。
さらには、常なる防護服着用。常なる殺菌剤等。隔離区域とのさらに完全なる分離。廃棄物にも要注意。

食糧の備蓄、水の備蓄、通常薬も必要となる。これは地震対策等にも通じる。

こうなると、インフラ、交通、電気、ガスも停止する可能性もでてくるが。

さらには、隔離、外出禁止、警察・軍隊による人の移動コントロール。。。

だんだん大掛かりで怖い状況になってくる。

いやはや恐ろしい。
以上は、素人Tyeesからみた対策なので、本式には、各自で勉強していただきたいが。



楽天やアマゾン等でもパンデミック対策グッズは売っているようだ。


-memo-
Tyees家では、室内では加湿機の利用。
うがい、手洗いの励行。
私は、鼻うがいも励行。
さらに、
ややのどが痛む場合には、薄手のマスクをしたまま、睡眠。
口周りの湿度を保つことにもつながり、なかなか、効果的だと思うのだが、
無呼吸症候群っぽい方にはお薦めできない。

私の場合は、やはり、手洗いの励行が問題。
会社通勤の際、また、拠点間移動の際、必要に応じて、手を洗う、あるいは、
アルコールティッシュなどで除菌するなどの習慣を身につけたい。

手を口元や鼻元にもっていく機会は、飲食時時を含み、わりかし多いのであるから、手の清潔は、特に留意していきたいものである。

-memo-
スイスは、鳥インフルエンザから作るプレパンデミックワクチンを全国民分備蓄しているらしい。(日本は三分の一しか備蓄していないといわれている。)
米国では、パンデミックワクチンの迅速なる量産体制対策をしており、半年で全国民にワクチンを供給できるとしている。日本は、タミフル(新に効くかどうかはわからない)などの抗インフルエンザ薬の備蓄を国民の半分分まで増やすことが望まれるのだが。。。。
万能ワクチンの開発も進んでいるようだ。こちらの効能はどうなるのであろうか。


-memo-
家庭では、二ヶ月間自宅ろう城できるよう、食糧、日常用品、解熱剤、消毒薬などを備蓄していく必要がある。
企業でも非常時勤務体制の検討、医薬品の準備が必要となろう。
欠勤社員の割合に応じた、業務継続計画も必要!!

CIS諸国とは?

いつも、CISって、???

ロシア周りの国々とか、ソビエト連邦の後の国々なんて感じで覚えているのだけれど、正確にはどんな定義であったか?

何の略であったか忘れてしまう。

ということで、定義をあちこちから持ってきて、ここにメモしておきたい!!


CIS:独立国家共同体とは

英語: Commonwealth of Independent States

旧ソビエト連邦の12カ国で形成された緩やかな国家連合体(コモンウェルス)。
発足時は11カ国。後、トルクメニスタン、ウクライナ、モルドバが事実上の準加盟国(或いは加盟国としての任務の拒否)になったため、現在の正式加盟国は8ヶ国である。ベラルーシの首都ミンスクに本部が置かれている。
また、2008年8月の南オセチア紛争によりグルジアが脱退した。

1991年発足時
* ロシア
* カザフスタン
* タジキスタン
* ウズベキスタン
* キルギス
* ベラルーシ
* アルメニア
* アゼルバイジャン
* ウクライナ(客員参加国)
* モルドバ(客員参加国)
* トルクメニスタン(1994年に客員参加国へ移行)

1993年加盟
* グルジア(2008年8月に脱退)

大人になって良い仕事をする人の共通点とは?

大人になって良い仕事をする人は、皆共通点を持っている。

それは、
1. 幼児の頃、遊びほうけた経験を持っている。
2. ものごとに熱中した経験を持っている。
3. そのことを暖かく見守った母親との肌のふれあいを持っている。

この三つの共通点こそが、人間力の基礎を形成するものに他ならない。
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by フレーベル
(二十世紀最大の教育者、世界で初めて幼稚園を作る。)


-memo-

一説によると、母親がテレビを観ながら授乳していても、赤ちゃんに悪影響を及ぼす。赤ちゃんはきっと、心が自分から離れていることを本能的に察知するから。

上記3項に影響するという意味での悪影響。。。

日曜日, 1月 25, 2009

不気味の谷

不気味の谷って何か?

その前に、・・・

バーチャルな世界、あるいは、近未来の世界において、バーチャルな人間や、ロボットや、ヒューマノイドが、登場したとき、一瞬、本物の人間なのか、そうでないのか、ちょっと迷うことがある。

お手伝いロボットやペットロボットが、実物に似すぎている場合、本物かどうかの区別が、一瞬つかない場合も出てこよう。

鉄腕アトムも、漫画プルートになってからは、ほとんど、人間と区別なく描写されている。

しかし、映画やゲームCGなどで、いかに人間に似通った対象が描かれていても、たとえば、汗をかかなかったり、ちょっとした仕草に、変な違和感を覚えたりすることもある。

ほぼ人間ぽいが、ちょっと人間ではない、違和感が感じられる。
これが、時として、非常に強い違和感や嫌悪感となることもあるらしい。

人間らしくはなく、ちょっと人間に似せてあるくらいであると、そうでもないらしいのだが。人間の感覚とは不思議なものである。


以上の現象を、難しく言うと、「不気味の谷現象」というらしい。

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不気味の谷現象とは、ロボットや他の非人間的対象に対する、人間の感情的反応に関するロボット工学上の概念である。

人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作においてより人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わるらしい。

しかし、さらに、ロボットがより人間に近づき、人間らしくなり、人間の外観や動作と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、人間と同じような親近感を覚えるようになるとされている。

「人間に近く」見えるが、完全に人間ではないロボットに対して感情的反応が否定的になっている部分こそが、不気味の谷現象。

ロボットが人間には似ていても、実際の人間とはかけ離れている場合、人間的特徴の方が逆に目立ち認識しやすいため、親近感を得やすい。
しかし、ロボットがある程度「人間に近く」なってくると、逆に、非人間的特徴の方が目立ってしまい観察者に「奇妙」な感覚を抱かせるのではないかと考えられている。

(但し、不気味の谷現象については、これを認めない反対意見もある。以上、WIKIPEDIA等参照して記述。)
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映画等では、「アイ,ロボット」や、「A.I.」、「アニマトリックス」、「トイストーリー」等に出てくるロボットや主人公たちが、その例示となろうか。
ファイナルファンタジーにでてくる主人公CGでも、賛否両論があったようだ。

現在のCG技術をもってしても、まだ、完全に人間らしい人間あるいはロボットの描写は困難のようである。

同じく、仮想現実とリアルな世界の間には、超えがたい谷があるようである。
セカンドライフが、絶世を風靡すると思われたのも、過去の話のようである。

そういえば、女性は、ロボットやアンドロイドを嫌がる率が高いように思う。
単に話題になった場合のみのサンプルなので、本当のところはわからないが、

もしかすると、女性の方が、この部分の感受性が高いのかもしれない。
人間か人間でないか、これに対するセンサーが敏感なのかもしれない。

Matrixのように、甲殻機動隊のように、首の後ろに、電脳世界につながるプラグを挿して気持ちいいかどうか。首の後ろのラインから電脳世界にダイブできるのか。

おおむねの女性は、これをきらう。
自らのバーチャル化や、一部アンドロイド化を嫌う女性は多いのではないかと思う。


ところで、
男性の持つY染色体は、だんだん短くなっており、計測方法にもよるが、12万年後くらいには、男性は存在しなくなるとの予測がある。

男性は、そろそろ、まじめに、人工機能との融合を考えていかねばならないのかもしれない。Y染色体を延ばす、マイクロマシン血液を補充せねばならないかもしれない。また、iPS細胞によって、あるいは最先端の遺伝子工学によって、Y染色体の延命をはかることができるかもしれない。

しかし、それらが不成功に終わるとき、世の中は、女性のみとなっていく。

しかし、考えてみれば、大昔、我々は、最初の人間、女性ミトコンドリア「イヴ」の33人の娘たちから作られたといわれる。

ヨーロッパの祖先は、7人の娘たちであるという。
南フランスのエレナ、シリアのジャスミン、アルプスのカトリン、北イタリアのタラ、北ギリシャのウルスラ、スペインのバルダ、黒海の東にいたゼニア。

彼女らは、16-20万年前のイヴから派生したことが検証されているそうだ。byサイクス教授

我々は、女性ミトコンドリア・イヴをその系譜として生まれ、30万年程度を経て、今度は、女性のみに収斂しようとしているようだ。
(父親から息子にのみ伝わるY染色体を用いた同様の検討によっても、ほぼ同じパターンが確認され、これはY染色体アダムと呼ばれることがある。Y染色体アダムは6万年前頃に生存していたと見られるが、当然のこととしてミトコンドリア・イブの夫である可能性は無い。)

今後、いつしか、男性は、自らを対象として、不気味の谷を乗り越えざるをえなくなるだろう。
基本は人間であるが、Y染色体のみは、異なるものを用いなければならないかもしれない。そして、それは、人間の男性といえるのかどうか、難しいところとなるでありましょう。
                                        



-memo-
不気味の谷現象は、日本のロボット工学者、森政弘が1970年に提唱した。

森政弘(もりまさひろ、1927年2月12日- )は、日本の工学者工学博士(東京大学)。東京工業大学名誉教授、専門分野は、自動制御、ロボット工学。
日本における自動制御、ロボット工学の第一人者。
1970年、ロボットなどに対する、人間の感情的反応に関するロボット工学上の概念である「不気味の谷現象」を提唱し、世界的に注目を集める。
また、「ロボットコンテスト」の開催を提唱し、「ロボコン博士」とも呼ばれた。仏教、禅などにも造詣が深い。

土曜日, 1月 24, 2009

超高齢化社会と長寿遺伝子

日本の65歳以上老年人口が、総人口比で、22.0%から、22.5%(2009)へと増加傾向であるようだ。
21%以上は、超高齢化社会と呼ばれるそうだ。

日本は、
1970年に高齢化社会(老齢化率7%超)へ、
1994年に高齢社会(老齢化率14%以上)へ、
そして、
2007年?に、超高齢化社会(同21%以上)へと突入した。

-memo-
老齢化率・・・65歳以上の人が総人口に占める割合のこと。
2005年には、20.16%であった。
日本の人口はご承知のとおり、2004年末に1億2783万人(国内に住む日本人と外国人)でピークを迎え、その後は、1億2770万人代を保ってきた。毎年の日本人減少を外人入国者、国籍取得者で補ってきたが、2009年には、本格的な人口減少が始まるらしい。
日本の出生数は今まで108万人前後、しかし、08-09年からは、105万人程度以下になる。
死亡数は110万人程度。5万人以上の自然減。
グローバル化の進展で、8-10万人ほどの出国超過(日本人の海外進出)を続けてきた社会減は、グローバルな環境の悪化で、5万人程度に縮小。自然減と社会減をあわせると、10万人レベルで、人口の縮小が始まる。円高で、外国人の来訪等も減るであろうし。。。

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今回の不況は、リーマンショック、いや、サブプライム、いやいや、日本の場合は政治不況との意見もある。

しかし、ひとつの大きな根本原因のひとつは、老齢化の進展と、少子化、人口の減少によるものであるとの説もある。

マクロには、人口の減少と、老齢化の進展による生活スタイルのチェンジは、大きく実世界に影響してくる。

これをくいとめる方法には、いくつかの案があるわけであるが、それぞれに課題もあるようだ。

たとえば、移民の受け入れ。しかし、これについては、移民導入コスト、文化ギャップ解消等の課題がある。
次に、女性労働力のアップ。
ロボットなどの導入(生産)
消費分野では、ペット等を含めて考えれば、増大している部分もあろうか。


そして、大きく生産人口部分の増強については、以下の案もある。
即ち、現在の生産年齢人口の定義を変更してしまうというものである。

現在の定義は、
・年少人口0-14歳 13.5→13.4%
・生産年齢人口15-64歳 64.6→64.2%
・老年人口65歳以上 22.0→22.5%


日本は長寿国であり、65歳の老人??も大変元気な方が多い。
だから、老年人口を75歳以上としてしまう。
して、生産年齢人口を25-74歳とする。
年少人口は、0-24歳。
このような定義案にすると、

・年少人口0-24歳 23.5%
・生産年齢人口25-74歳 66.3%
・老年人口75歳以上 10.2%

となり、老齢一人を養う生産年齢の人の数は、2.86人(2009、2008は2.94人)が6.51人となる。

少子化を食い止めるには、1.5人を多く割ってしまった世界的にも非常に少ない合計特殊出成率をあげることも必要だと思われる。
しかし、一方で、女性の労働力のアップが、これにつながるかどうかは不明である。

夫も含めて、男女のどちらが、働き、子供の世話を誰がみるのか、交替でみられる仕組み、また、社会や会社への復帰の仕組みが整っていることも必要だ。

これらを、移民も含めて実現していくことが必要だが、バランスの問題、各種対策が必要であることは、各国の例も示している。

各社でも、ダイバーシティ化ということで、女性の採用、グローバルな採用(外人採用など)を増やしているおり、各種施策も推進しているわけだが、試行錯誤しつつの推進となっているようだ。

移民については、ドイツへのトルコ人移民、フランスへのアルジェリア人移民などの例もある。アメリカは、しかし、オバマ大統領が生まれ、移民政策については、昔から、推進されてきているわけだし、アメリカの出生率は、既に2人前後で安定しているようだ。

そして、たとえば、フランスの出生率は2人を一時かなり下回り始めたが、今では、上向いており、既に2人前後となっているようだ。フランス人は無理な結婚はしないようであるが、子供の養育をどうしているのであろうか。この辺りの事情には私は疎いので、今後研究を深めていきたいものである。
また、
北欧諸国、フィンランドやスウェーデンなどにも、数々のヒントがありそうである。

移民政策の推進・課題解決、そして、出生率向上の仕組みがあるのであろう。

日本は、日本流として、これらの成功例(失敗例も勿論あるが)を参考にしつつ、推進をしていくことも必要であろう。
もっとも高齢化の進みつつある日本であるからこそ、できることもあるのではないか。

出生率の向上には、税金対策なども必要ではないかとの説もある。
たとえば、2人、いや3人以上子供のある家庭は、税制優遇を受けられるなどの仕組み。

そして、元気で長寿化の推進。
高齢疾病の低減推進。ロボットを含む介護の充実。


小さな子供達のケアをできる場所、そして、老人介護のケアをできる場所。
これらを、60歳以上のメンバーで基本支えていけると、若手は、仕事に励みつつ、子供を3人育てることも可能となるかもしれない。

この不況が、これらを阻害する大きな要因とならないことを期待したいが、現実はきびしい。
不況になると、一般的には、出生率も増えない、減る方向となるであろうし。


最後に明るい話題をだしておこう。

長寿遺伝子の研究が進んでいることである。
単細胞生物では、3割程度長寿となるケースもあるそうだ。
たとえば、サー2遺伝子は、適度な運動と、食生活の縮小(食事量の半減)でスイッチオンになるが、食生活縮小は、健康に悪影響を及ぼし、ハッピーなものでないことから、異なるスイッチオンの機能が研究されている。たとえば、野菜の皮や、赤ワインが、良い影響を与えるとの研究もでてきている。レスベラトロール。。。

長寿研究が進むことは、一方で、実老齢化の進展を食い止め、老齢疾病の原因を低減し、元気で若々しく長生きにつながるとの研究もされている。

すなわち、長寿推進は、元気で病気のない老人を増やす。老人というよりも、実生産年齢の人たちを。

また、15年から30年たつと、GNR革命が起こり、若返り、不老の対策も長寿以外の面からもサポートされるとの説がある。

この時には、コンピューターは、人類の知識総量を質的にも凌駕する可能性さえあり、
コンピューターと良い関係、バランスを保てれば、爆発的、革命的な革新、発見の連鎖が起きる可能性さえある。

老人から若返っていくような映画も2月にははやるようであるが、
将来、形式年齢と実年齢は、わからない、形式年齢は意味のないものに変化していくかもしれない。
65歳だが、みかけと内容は、40歳くらいの若々しい、人間になりたいものである。

そして、本当の超老齢世代と、子供達のケアをきちんとできる場を作り、
若者達には、生産性高く、知的にも高い労働をしてもらって、
人類はまだまだ発展していける。

そんな将来を明るくめざしたいものである。

不況の中に会っても、根本的な中長期の重要な課題は変わらない。
はやり言葉に踊ることなく、基本をおさえて、いきたいものである。

未来を目指す言葉たち

「未来を予測する最善の方法は未来を創り出すこと」by アラン・ケイ


「現時点において、到底不可能と思われるような高い目標を4年以内に達成する。しかも、組織中のあらゆるところで、継続的改善を実現するための知恵と知識がしっかり根付き、全体最適で考える人材が育っている。」by とあるTOC実践本から


「戦術とは、全社のヒトモノカネのいずれも使い果たすこと無く、本当の意味のリスクもおかさずに十分に大きな市場で圧倒的な競争力と収益力を獲得すること」by とあるTOC実践本から


「全社のスループットを業務費用より早く拡大する」by とあるTOC実践本から
当然この場合も、全社の資源はきちんkeep、大リスクの回避策は前提。

スタイルチェンジ、モードチェンジ、草食消費

米国の景気対策が73兆円と、超大規模となる話とセットで、
米国の財政赤字が1兆ドルを大幅に超えるとの話がでているわけであるが、これは過去最高の赤字額のようである。

しかも、これが、最悪、何年間も続くとの話も次期オバマ大統領は認識済みとの話もある。

このような状況が続くと、今現在のアメリカのシナリオ、米国債は大丈夫との前提にまで影響がでてくる確率も高くなってくる。

最悪の場合は、アメリカの暴落(格付け低下)。皆が米国債を敬遠しはじめる。そして、米国債の暴落。さらには、アメリカはハイパーインフレ的な状況になるというシナリオも。

e.g.)
債券バブルはじける。アメリカ国債暴落。金利急上昇。ドル急落。インフレ率大幅上昇。米国地位の低下。ドル建ての仕組みに問題が。たとえば石油など。

しかも、
米国債は、中国や日本が大変多く買っているわけだから、結果的に、日本も似た状況に陥る可能性もでてきてしまう。

このことは、ビッグ3など、グローバル企業レベル破綻可能性の問題から、国家の大問題に、全世界の問題へとつながる可能性もあるということ。

今のシナリオは、米国債は大丈夫、ドルもどうにかもちこたえるとの前提の上になりたっていることを忘れてはならないと思う。

まあ、これは最悪の最悪シナリオとして、回避できるとしよう。

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しかし、米国民は、流石に、大量の消費生活を改めだすのではないか。
生活スタイルの変化、シフトがおこるかもしれない
これは、肉食から草食へと変化するような感じかな。

エコ、小型カーにシフトし、節約を重んじ、MOTTAINAI!は、常識化。
エネルギーを節約しつつ、ものを大切にしながら生活していくスタイルに変化するかもしれない。
さらに車通勤はやめて、電車通勤にシフトする人も沢山でてくるだろう。
エネルギー・ものの大量消費型から、質実でささやかなことに幸せを感じる人生へシフトするという可能性だってありうる。。。

すると、今までのように車が一千数百万台も売れている時代には戻らないかもしれない。実質、1000万台程度に落ち着くことも。

すると、今までの、自動車産業、企業たちは、やはり、縮小を余儀なくされる。
自動車はそもそも売れにくい時代しか残っていない可能性もあるわけである。


そういえば、日本でも、草食消費が始まっている。

ものは持たない。

車を買わず、海外旅行にも行かない。
高級ブランドにも興味がないし、所有にあまり興味がなく、消費するのも情報中心になる。
ものを買わない人たち、草食化する若者達が増えているらしい。

ものを持つことが、ステイタス、満足につながっていた時代から、ささやかなことに満足しつつ、情報を消費する時代へ、
すなわち、車を持たず、買わない時代へと変化しているとの話。。。

とある雑誌にも載っていた。

コンビニと携帯と検索とで事足りる「バブル後」の世代。
自動車、旅行、新聞・・・若者達が市場から離れていくケースが後を断たない。

若者達(特に22-31歳くらいの世代)の消費スタイルやマインドの明らかに変化が起こりつつあるようだ。

その特徴は、堅実消費、リスク回避志向(ローンでものを買わない)、携帯電話・コンビニ・グーグル依存、パラダイス化(話が通じる範囲で自分の居場所を求め、あえて苦労してまで自己実現を望まない)。

昔は、車をお金貯めて、ローンしてでも買って、ドライブやレジャーに出かけるのがはやったわけだが、最近は、免許証も必要なしと考える若者さえ多くなっているとの話もある。(過去10年間では普通免許保有率は横ばいとの統計もあるが)
自宅に車が有る場合は、自分専用の車でなくてもかまわない。(自分専用の車がある若者は1993-2005年で10%程度減ったとの統計あり)
車に乗るのは日常の必要な足として。都会であれば、電車も地下鉄もあるし、タクシーもあるから問題はない。

活字・コミック離れ、新聞離れ、車離れ、ギャンブル離れ、酒離れ・・・・

人口も減りつつ、さらに、若者の○○離れが増えているとなると、相乗的に、今までの大人たちが、価値あるもの、売れるはずのものと思っていたものは急速に売れなくなっていく可能性がある。

米国にも、そのうちにわかるだろう。
日本では、特に若者達からすでに生活スタイルは変わりつつあるようで、それらを真似せねばならなくなるかもしれないと。
肉食消費から草食消費へとシフトせねばならないことを。

しかし、日本は認識せねばならないだろう。
米国の変化は、大きく、中国、そして、日本に影響するであろう。
そして、日本の不況はきびしく、他の先進国諸国よりも長く続くかもしれないという現実を。