水曜日, 5月 09, 2007

フリードリンク自動販売機情報No.2

紙コップ式飲料自販機大手の(株)アペックス(東京都)が広告会社と共同で始めるとのことで、当初は数十台程度でスタート。

(株)アペックス
http://www.apex-co.co.jp/

と先日書いたが、このアペックスとも提携しているのが、「メディカフェ」=ウィル・ビー。

ウィル・ビー
http://www.willb.co.jp/

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採用コンサルティング事業などを行う「ウィル・ビー」(本社・東京都新宿区、江本亮社長)は6月下旬から、無料でコーヒーを提供することもできる広告付きカップ式自動販売機「メディカフェ」の設置と広告販売に乗り出す。広告料金を飲料の販売価格に還元することで、0円から有料でも10円〜50円でコーヒーを提供出来るという。

メディカフェは、カップに印刷された広告や、自販機に設置された液晶モニターでのCM放映、自販機全体のラッピングなどで広告収入を確保。カップ式自販機による飲料販売事業大手「アペックス」(本社・東京都千代田区、森吉平社長)と業務提携し、同社が既に企業や病院、公共施設などに設置している自販機約
3万5000台を対象に展開するほか、新規販売機の設置も行う。
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とのことである。自動販売機の種類などは同じみたいですね。

さまざまな媒体との融合を検討する中で、無地の紙コップを広告媒体として活用するアイデアにたどり着いたらしい。

先日のTyees想定通り、自販機には、

0円で飲料を提供する「無料タイプ」

と、

定価から広告収入を差し引いた金額で販売価格を10円単位で設定する「有料タイプ」

があるようだ。

有料タイプでも10〜50円になる見込みらしいが、設置場所の条件により、広告サイドも言い値がかわってこようし、販売するコーヒーやジュースの種類によっても、コストも変わってくる。

従って、販売価格は、各種とれるようになっている必要があるということか。

想定どおり、0円は最大割引適用時。

しかし、有料タイプがあるということは、お金を扱う機能が自販機にはあるわけで、有料タイプの自販機は、その分高コストになるであろう。
お金を扱う機能・機械部分の設置は、オプションになるのかもしれませんね。


なお、調査結果では、
無料にすれば有料の場合の3倍飲むらしいとの統計があるようだ。

メディカフェは9日東京都港区の「TKP六本木ビジネスセンター」で開かれる「注目の広告媒体2007」に出展されるとのことである。
また、現在、全無料のコンセプトショップ「オールフリー」を計画中とのこと。

いづれにせよ、六月下旬?の登場が待ち遠しい。



その他情報memo
自販機には、カタログ・ラックの設置や、自動販売機全体をラッピング(広告が一社提供の場合)することも可能。
本機中央には、タッチパネル式19インチモニター等を採用、アンケートや簡易ゲームのプログラム等にも対応。
メディカフェをwebサイトやフリーペーパー等と連携させ、クロスメディア広告としての展開も目指す。

月曜日, 5月 07, 2007

フリードリンク自販機登場!?

6月にも、飲み物がただ(=フリー)で飲める、自販機が登場する模様である。

紙コップ式の自販機に19インチのタッチパネル式の液晶画面を設置。
パネルで飲料を選んで購入ボタンを押すと、飲み物が注ぎ終わるまでの約30秒間、画面に広告が流れるという。紙コップにも同じ広告の絵柄を掲載?するようだ。

すなわち、1回分の広告(紙コップ一杯)を広告主に70〜80円で買ってもらうことで飲料代をタダにするという仕組みらしい。

紙コップ式飲料自販機大手の(株)アペックス(東京都)が広告会社と共同で始めるとのことで、当初は数十台程度でスタート。
広告が集まってくればアペックスが全国に設置する約3万5000台の自販機に徐々に広げていくという。

広告主の反応は上々で、年間500万〜600万個、約4億円の売り上げを見込むというが、今後どのような展開になっていくのであろうか。


紙コップを持つまでの間、我々は、本当に広告をみるかどうか、
また、その広告効果に対して、広告主が70〜80円を支払い続けるかどうかがポイントのような気もする。

画面に流れる広告が、どの程度目をひくものなのか、魅力的なものなのか?
ここに、ポイントがあるのでしょうね。

自販機にディスプレイをつける分は、高コストにもなるであろうから、

実質は、完全フリーが難しくなると、広告主が、支払った分は、安くなるというのが現実的かもしれませんね。


すると、ディスプレイには、「今現在は、一杯・・・・円です。」との掲示が流れ、毎日、あるいは毎月、完全フリーにならずとも、かなりお安くなるというやり方もでてくるのかもしれない。

いやいや、広告主が、一杯100円払うといえば、

70円を入れると、100円のおつりがかえってくる。すなわち、一杯飲むと30円ずつ儲かるなんて自販機もでてくるかもしれない。笑

こうなると、貧しい人たちが、この自販機に列をなすという問題に発展するかもしれない。


しかし、よくよく、考えてみると、この自販機には、お金を扱う構造がいらなくなる分、面倒が少なくなる。また、コストも逆に安くなるのかもしれない。

お金を扱う必要がなく、その機械部分もいらないし、偽札対策もいらず、また、オペレーション上も、お金の回収をせずともよい。
お金は、広告代理店から、直接もらえばよく、お金を扱わない機構的に安くなった分をディスプレイと広告コンテンツの入れ替えにあてればよい。

ということで、もし採算がたつとなると、やはり、とてもよいアイデアなのかもしれない。

是非、早く体験してみたいものである。

水曜日, 5月 02, 2007

センサネット

コンピューターは小さくなり、1ccでも十分な大きさになってきた。

この1ccのコンピューターが生み出す新たな価値観は、「意識しない」こと。
1ccのコンピューターには、キーボードもテンキーもつけられない。
だから、情報の入力は、人に意識させることなく、自立的に情報を取り込むセンサが担うことになる。

このセンサを「人間」につけるとこれまた、新しい発想になる。
24時間、365日、このセンサを身に付けると、自分がいつ何をしていたかの膨大なデータがたまる。

このセンサを自分のどこにつけるか。
ひとつだけつけるとすると、手がいいらしい。

人間は、手が発達した動物で、手の動きというものは、かなり複雑らしい。
この手の動きを加速度センサで読み取り、そのパターンを1000くらいに分類して特徴料を特定して解析すると、日常のあらゆることを驚くほど反映していることがわかったらしい。
これに、体内情報、たとえば、脈拍情報と組み合わせれば、さらにより多くのことがわかる。

とりあえずは、左手首にリストバンド形のセンサをつけ、加速度、脈拍、温度の三つの情報を取得するだけでも、かなりのことがわかるらしい。

寝返りを打っているとか、歩いているとか、、デスクワークで資料づくりのときとか、居眠りした・・・・とかが判別可能。

ただし、このセンサ情報と、自分が毎日何をしたかの文字による記録情報のつきあわせが、前段基礎情報として必要ではある。このつき合わせにより、後には、センサ情報のみで、自分が何をしていたかがわかるようになるらしい。

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携帯形の心電計?のようなものもあるらしいが、毎日計測を続けていると、微妙な変化がわかるようになるとのこと。私の同僚は、これにより心臓の異常を見つけることができた。(通常のクリニックだけではわからなかったとのこと)

しかし、上述のセンサは、さらに汎用的であり、各種基本情報(温度や湿度、加速度等)検知の組み合せれば、かなりのヘルスケア情報をとることも可能であろう。

センサネットは、このようなセンサ情報、ノードと、中継点を増やすことにより、生まれる世界であり、ノードごとの情報をすべて取得し記録できる世界がベースとなるようだ。

この、24時間365日の情報をセンサノード毎に分析可能となれば、応用範囲はかなり広いようにも思える。
そして、なによりも、定点観測なり、時々の観測ではなく、リアルなデータが継続的に、とれることとなり、全く異なる分析も可能となることが大きな違いである。

一瞬おこる変化などもとらえることができるようになるかもしれない。
また、多面的にとらえることで、複合的な現象をとらえることもできるかもしれない。

人にセンサをつける場合は、プライバシーの問題は避けて通れないが、これは、リストバンド形センサーを適宜、つけるとか、外すことにより、コントロール可能。

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自分の変化がわかるようになると、今までの情報から、明日の自分を予測もできるらしい。
すなわち、明日は、体重がどのくらい増えるとか、減るとか。
また、日常の記録がおのずとできてしまうので、不安定さのチェックなどにも役立つらしい。

結果、自分のデータを毎日見ることで、生活改善も可能。すなわち、体重を減らすことも可能ということになる。

万歩計をつけると、毎日何歩歩くがわかる。目標をもつと、毎日、一定以上の歩数を歩くことになる。
結果、体重を減らすことにつながったりする。
計測が、自分の行動を律し、ある目標達成に貢献したりするわけで、これこそが、計測により自分が変化するという実例になる。

上記は、これをもっと緻密に細かく測定することができるわけで、もっとデリケートな部分まで、自分を律することも可能になるでありましょうね。
MonthlyからWeeklyへ、WeeklyからDailyコントロールの世界へみたいな感じでありましょうか。笑

-memo-
温度や湿度、加速度、微粒子検知など各種センサを搭載したセンサネット情報システムのセンサには、タグやリストバンド形のセンサもあるそうで、独居老人の見守りから、工場・スーパーでの温室度管理、衛生管理など様々な応用が可能。アンテナつきのものであれば、建物や施設、人の状況をリアルタイムに検知するのみでなく、情報発信もできる。

図解の技術

「図は非常に大事だと思う。
学問とはモデル形成。モデルとは図。
いい図ができたということは、新しい思想ができたのと同じ。」・・・梅棹忠夫

上記は、知的生産の技術の著者梅棹氏に、久恒氏が「私の図をどう評価しますか」と聞いた時の答えだそうだ。

久恒流の「図解」は、仕事現場の問題解決法からの発展でできてきたとのこと。
知的生産については、文章で経験を積み上げられてきた久恒氏は、図解と文章との関係に混乱があるかもということで、梅棹氏に、上述の質問をしたらしい。
結果は、「図解=仕事現場の問題解決」は、モデル形成であり、新しい思想生産と同じということか。

久恒啓一氏によれば、
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図解には、まず、対象を三つに分けることが重要。
あらゆることを「理解」「疑問」「反論」の三つに分けると解ける。
理解できたこと、疑問な点、そして、意見の違う点を分ける。。。
項目を並べ、矢印がつながらない点が疑問点。矢印を逆にすべきと思えばそれは反論。

図解は概略をつかむのに効果的。

例外は無視して書く。細かく描いてしまうのではなく、例外は、例の外なんだから、大枠がわかった後の問題。第二段階と割り切る。例外や図から排除した部分を気にしないこと。

キーワードの組み合わせが図解。言葉を少なくするので、いい言葉を選ぶようになり、選んだ言葉を磨く習慣が付く。図解は、目で見る一種の詩、あるいは、漢詩と同じ。・・・・言葉に敏感になること。

図解は、パソコンでも簡単にきれいに早くできるようになったが、本当は手描きがよい。
手描きは、手を動かすことで、頭が働くから。

色はあまり使うな。。。色を使うと論理が負けてしまう。ごまかせてしまう。

図は論理図。言い換えれば、論理のあるものは図にできる。論理のおかしいものは図にできない。できにくい。


その他メモ
・図解は、鳥の目で対象を見ること?(地図の例から)
・自分の足下を掘れ。それを繰返していくうちに、何とかなる。
・理解、企画、伝達・・・認識・思考・表現・・・・理解・疑問・反論
・思い付く言葉を書く。もうひとつ言葉を書き、それらの関係性を線で表す。あとから見落したこ鵜も区を加えたりしていくうちに体系ができていく。
・考えたことを表現するのは間違い。表現しようとするから考える。締め切りがあるから、文章がまとまる?
・たくさん覚えれば表現できる・・・・学校教育
・何度も表現できる機会をもった人は、深く考えるようになる。講演依頼がくるから何をしゃべるかと考える。・・・現場

参考・・・久恒啓一氏の
・図解WEB・・・ http://www.hisatune.net/index.html
・ブログ「今日も生涯の一日なり」・・・ http://plaza.rakuten.co.jp/hisatune
・著作・・・「コミュニケーションのための図解の技術」

現在における未来指向インターフェース

近年の情報を総合すると、未来を予感させる技術が目白押しである。

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まず、既に古い話ですが、本人照合を、顔の画像(写真))で判定ができるようになったらしい。

これは、某航空会社などでも搭乗客認証として活用されているようだし、セキュリティの厳しいオフィスへの入室管理に使ったりもしているようだ。

指紋認証や静脈認証、声紋認証、網膜認証などが、あたりまえになりつつあるわけであるから、顔の特徴を画像認証できても不思議はない、すでに当たり前ということでしょうか。

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さらには、
動画中の特定マーク(いわゆる小さな画像)を判定し、どのくらいの頻度で、動画中に表れたかの統計がとれるようになったらしい。

これは、たとえば、サッカーやバレーの試合放映において、あるいは、F1レース放映において、どの程度、自社のロゴマーク(=特定マーク)が現れたかを測定することにも応用でき、立派な実用的ユースがあるようだ。

会社のロゴマークは、車体にはられていたり、選手たちの服にデザインされていたりする。
したがって、映像上は、ゆがんでいたり、一部が欠けていたりする。
また、動画なのだから、当然それらマークは動いているわけである。

しかし、近年の技術は、これを補則できるようになったわけである。

素人的に考えてみれば、
動画とはいえ、たとえば、毎秒30フレームの静止画像に分解できるであろう。
これら、静止画像の中から、登録ロゴマークへの類似度が高いもの(ゆがみ補正つき)や、一部合致するもの(ゆがみ補正の後、合致率がたとえば5割以上とか)を、拾っていき、カウントする。


上記統計データにする場合は、上記検出データより、その出現時間、ロゴマークの大きさ、合致率(1-欠け率)などの情報に変換できれば、可能のようにも推定できる。

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また、録画したサッカーの試合映像から、シュート場面などの重要シーンのみを検索する技術もできてきているようだ。

こちらは、歓声のもりあがりなど、各種シーン毎に特徴ある映像の補助情報と、スポーツや音楽番組などにおいてダイジェストしたい重要シーンの特性とをマッチングさせるというノウハウデータベース化することにより、簡単にいえば、重要シーンだけを検索したり、あるいは、時間のない時に、長い番組録画から簡単にダイジェストをつくり見ることができるというももの。

こちらは、映像や音声などのメディア情報処理技術の集大成ともいえそうだ。

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以上、これらを総合すると、

ロボコップにでてくるような、犯人画像による登録犯罪者検索とかもできるだろうし、
子供の運動会や、演奏会などで、子供がでてくる部分のみの映像ダイジェストなんてのもできるんでしょうね。

待ち望みたい技術たちです。



P.S.
ところで、自分の過去に書いたブログを早く見つけだす方法論はないものでしょうかね?

ググっても、なかなか、到達できないことが多いものです。
これは、むしろ、ブログを書く時に、もっと沢山のキーワードやタグ、ラベルを埋め込んでおくべきということなのかもしれません。

しかし、自分の書いたものを検索するというときは、その当時書いたのとは異なる切り口から探すことが多いのですよね。
悩ましい課題ではありますが、そのうち、デスクトップに加えて、ブログ専用グーグルとか、
映像、音声を含めた検索が可能になるのかもしれませんね。

楽しいような、恐ろしいような未来です。

火曜日, 5月 01, 2007

自由意思で動いていない人間たち!?

とある雑誌に以下のようなことが掲載されていた。驚きである。

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皆、自分は自由意思で動いていると思っているでしょう?
でも違うのです。ほとんど習慣で動いている。
パターン化されたものの一つを選んでいるにすぎません。

・・・ある脳科学者の言葉・・・
「われわれに自由意思などない。そのときの脳細胞の電位の状態によって、私たちは行動している。
意思は後付けにすぎないのです。」

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少なくとも、毎日、パターン化されていないだろうことを試してみたい。
パターンの一つを選んでいるだけの人生であるとは、断じて思いたくないというのは、私だけだろうか?!