今回は、コーチングです。
コーチングというのは、一言でいうのは難しいですが、
無理矢理一般論として一言でいうと、
「質問型のコミュニケーションを使い、相手に取るべき行動を自ら選択してもらう」
という手法のこと。
正確には、「コーチングスキル」と呼ばれているようです。
近年、企業における新しい指導法としても注目を集めています。
「批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、ご褒美で釣る」
といった外的コントロールでは、一時的に強制できたとしても、人は外的コントロールでは基本変えられないので、
「批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う、脅す、罰する、ご褒美で釣る」といった、外的コントロールではなくて、
いい質問・・・なんで? なぜ?・・・等を繰り返すこと、
即ち、
質問型のコミュニケーションを使い、相手に取るべき行動を自ら選択してもらうようにする。
(一部誘導もはいっているかもしれませんが・・・・)
コーチングとは、教えるのではなく自ら学ぶのを助ける方法であり、
外部から強制された行動ではなく、
自ら選択した行動とすることで、
同じ行動でもそれに至るプロセスの違いで精神状態や意欲に雲泥の差がでてくる・・・
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「あなたはどうしたらいいと思うの?」
「でも、そうすると・・・という問題もでるかもしれない。それはどうする?」
「う?ん、その考え方はあまり賛成できないなあ。たとえば・・・はどう?」
「その通り。じゃあ、こちらはどうする?」
「いい案だ。それで行こう。いつまでにできそうかな? 頑張って。」
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このような具合であろうか。
本屋さんの会社関係の教育のコーナーあたりには、コーチング・・・という本が沢山でています。
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さて、コーチングの理論的根拠として、心理学の大家ウイリアム・グラッサー博士(William Glasser, 1925〜)の「選択理論」があるとのことです。
1. ひとが不幸な理由の大半は、満足できる人間関係を持っていないから。
2. ひとが満足できる人間関係を持っていないのは、どちらかあるいは両方が、関係を改善しようとして、外的コントロール心理学を用いているから。
3. そのような関係からは苦痛がもたらされるので、どちらかあるいは両方が、相手が用いている外的コントロールから逃れようとしている。
外的コントロール心理学の表れ方は、致命的な7つの習慣である以下となる。
1. 批判する、2.責める、3.文句を言う、4.ガミガミ言う、5.脅す、6.罰する、7.ほうびで釣る。
この習慣が実践されるところでは、基本的欲求が充足されず、問題が発生する。
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多くの場所・・・
・ストレスを感じる職場
・円満さに欠ける家庭・・・・夫婦の会話とか子育て
等等ではまだ --- 外的コントロール ---に頼っていると思われます。
外的コントロールを使わず、あとはきちんと挨拶するとかいった習慣を身につければ、もしかすると仕事でも家庭でも大きな失敗はない(なくなる?)のかもしれません。
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私は、会社内でも、技術スキルとかセンスが大切なところで、当面、模倣も必要であるような場合、
師弟・徒弟関係・外的コントロールも用いるべきではないかと考えていますが、
自分自身では、自我もはっきりし、自律的になる頃からは、
個人的にも、外的コントロールを受けずに、自ら楽しみながら、自主選択的にやったものこそ、身に付いたように思うので、
そのような頃以降のフェーズでは、このコーチングは有効な方法なのかなと考えています。
少なくとも、企業では、近年では、コーチングが結構はやりだしている状況です。
いずれにせよ、相手毎に、使い分けて最適な効果のある方法を使いたいものです。
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身近で、しかも、自分がこのコーチングのメリットを受ける方法としては、
「先生」というハンドルネームで、家族や友達、ボーイフレンドやガールフレンドに頼んで、コーチ役を演じてもらうというやり方もありますね。笑
頼んでおくキーワード、会話コメントは、以下?!
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時々、以下のようなコメントを御願いしまーす。
「あなたはどうしたらいいと思うの?」
「でも、そうすると・・・になるかもしれない。それはどうするの?」
「う?ん、その考え方はあまり賛成できないなあ。たとえば・・・はどう?」
「その通り。じゃあ、こちらのほうはどうする?」
「いいね。それで行こう。」
「いつまでにできそうかな? 」
「今できることは何?なの」
「激励(しっかり!)」「頑張って。」
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親や友達に頼む場合は、コーチ役は、コーチングの簡単な本を読んでおいてもらうとよいが、以上のような会話・お願いをしておいたうえで、
「結論を急がず、十分時間をかけて対話しながらアイデア・気付きを引き出し、小目標の設定につなげてゆく。」ことさえできれば、
この疑似的な方法でも、発想・行動とも引き出せるので、目標達成は確実にスピード・アップすると思われる。
また、
「なぜ問題に苦しんでいるのか」
ではなくて
「どうしたら打開できるのか」
が、コーチ役と心ゆくまで会話されることが望ましいと思われる。
いづれにせよ、応用範囲の広いコーチング。
是非、いろいろな面で活用していきたいものである。
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