火曜日, 12月 19, 2006

時間管理のできる人、そして時間を奪う人

時間は減りこそすれ、増やすことはできない。

相対性理論の有効な世界を除けば、一般的に、時間は、万人に共通なものであろう。

しかし、皮肉なことに、時間管理のできない人ほど、他の人の時間を平気で使い、奪ってしまうようだ。

時間は、なににも代えられないような貴重な資源である。
それ故、時間管理は、プロフェッショナルにとって最も重要な条件のひとつである。

時間管理で大切なのは、最も重要なことから始めること。

やりやすいもの、簡単なものから始めても、なかなか、効果は出ない。
依然として、最も重要な課題は、残されたままであるからだ。

以上は、私の考え出したことではない。
有名なドラッカーの言葉を、一部、引用あるいは意訳したものである。

ドラッカーは、
「成果をあげる者は、努めて時間を記録し、管理し、まとまった時間をつくる」
と述べているようだ。

個人の時間を管理できずに、家族、いや、組織の時間を管理することは難しいであろう。

また、他人に無駄な時間を使わせることは、最も重い罪に値する問題でもあろう。

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ちなみに、私は、仕事上は、最も重要なことからはじめるようにはしているのだが、
途中、いきづまったり、疲れたりすると、
合間に、小事に時間を費やす。
して、また、立ち直り次第、重要なことに復帰するという具合である。

決して時間管理がうまいほうではないが、ドラッカーの教えに極力沿おうと努力はしている。

時に、大きくいきづまったり、混乱したときは、
小事であろうと、大事であろうと、目の前に来た順に対応してしまうこともある。

まずは、大事、重要な課題に、大方対応しつつ、
心の大きな意味での余裕を保つことが、自分自身の上手な時間管理の前提のようである。

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