月曜日, 1月 01, 2007

M to M

モバイルとモバイルがつながるのかと思ったら、

Machine to Machine

のことらしい。


センサー技術の発展、そして、無線ICタグ RFID などの登場、発展とともに、

オフィス、工場、お店などに存在する機器、設備などのマシンをネットワーク化して、

さまざまな情報を取得、管理できるようになるということなのであろう。

ただし、それぞれの機器、設備がつながりあうためには、それらがコミュニケートするための、
通信プロトコルの標準化がまず前提となろう。

また、より発展的には、応用分野毎の情報やデータ体系を整備し、これをコミュニケートできるように、
また、それら体系を統一するか、体系同士の変換を可能とする方法論が必要となるだろう。

一方、個人情報と同じく、もしかすると、各機器や設備のプロファイルを公開していいのかは、論点となるかもしれない。

閉じられた系の中では公開可能であろうが、世の中に出回ることは問題である。
個人情報漏洩が大問題となるように、特定機器については、その情報漏洩は、もしかすると、セキュリティ脆弱性につながるかもしれない。

また、ネット的には、その特定機器、マシンを攻撃することで、通信できなくしてしまうことも可能かもしれない。

そのうち、マシンにもマシン情報保護をなんてことになるのかもしれない。

この頃は、Webカメラがリーズナブルになってきている。

遠隔地から自動でWebカメラ監視もできるし、特定物センスに基づき、カメラの方向を制御し、拡大することもできる。
警備員型ロボットも制御できるようになりつつあるようだ。
異常時には、個人に、通報できる。

コンピュータールームでは、特定部分の温度が高くなると、そのアラームを出すこともできるし、その部分のみを冷却できるよう、空調が制御されるなんてこともできるようになりつつある。
(研究段階と昨年夏に聞いた情報。)

コンピューター処理では、異常処理やアクシデント時に、アラームを出し、夜でも担当者に連絡を自動的に行うなんてこともできる。

一般的にいえば、異常をセンサーが検知、(内容判断)、携帯やPCなどに通知するなどが、もっとも簡単なM to Mなのかもしれない。

Machine to Machineは、
G to B G to C
B to B B to C
C to C P to P
とも関係してくる。

真ん中にネットワークがあり、
M/G/B/C(P)がつながりあえるようになってくるということかもしれない。
また、RFIDは、マシンでなくても、ものにつけることもできるわけだから、
マシン、政府、企業、顧客・個人、そしてモノの情報がネットに蓄積されていくということになろう。

問題は、人に、RFID、いやIDをつけることであろうか。
これについては、人にIDを植え込むという、ラジカルな方法論から、モバイル、携帯、ウェアをID代わりにする方法もあろうし、よくSFにでてくるように、網膜なりセキュリティゲート通過時に個人IDが認識されるというやり方もあろう。
これは、個人が、いつどこで、何をしたかという情報が、ネットワークに蓄積されていくということである。

いまに、グーグルに自分の名前をいれて検索するのみでなく、
自分のIDをいれて検索すると、何時何分に、いつどこで、なにをしたという情報がわかってしまう
プライバシのない時代がくることも想定される。

便利にはなるであろうが、やや、肩の凝る時代になることもありうる。要注意である。

肝心なことは、

Mマシン/G政府/B企業/C(P)顧客・個人/もの/Rロボット/自販機・情報家電などのIDは、厳密・厳格に管理され、その実体との関係付けは、特定関係者以外は知らないような世界を構築できるかどうかであるのかもしれない。

注:ここでいうロボットは、まずは、工場のロボットなどが対象となるでありましょう。
注:実際には、遠隔地や夜間の各種処理、工場での異常検知以外にも、異常の予防検知などにも応用されつつあるとのこと。

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