成果をあげる能力は、天賦の才能というわけではない。
努力によって身に付けられるものである。
仕事においては、プロフェッショナルたるべきことが要求される。
ということで、まずは、努力して、プロフェッショナルにならねばらない。
さて、
マネジメントの要諦として、まずは、自己管理、すなわち、セルフマネジメントが重要である。
して、セルフマネジメントは、まず、「時間管理」から始まる。
仕事ができる人、プロフェッショナルは、密度の濃いディープな時間を過ごしている。
しかも、もしかすると、あなたよりも、より多くの時間を、それら重要なことに費やしているかもしれない。
ドラッカーは、時間をより有効に使う方法として、以下をあげているようだ。
「時間の使い方を記録し、時間の使い方を分析し、時間をまとめる」
「時間を記録し、分析し、まとめる。」
まずは、記録により無駄な時間を把握することが重要。
ひとつには、一か月近く、リアルタイムで時間の使い方を記録していく方法がよいらしい。
時間を無駄にする要因としては、二種類ある。
・外部から邪魔を受ける場合・・・人員過剰・システム欠陥・組織構造の欠陥など外的要因
・自分自身で無駄に使っている場合・・・仕事のやり方が非生産的・・・内的要因
外部要因としては、たとえば、会議過多症がある。
ドラッカーは、「会議をすることは、原則でなく例外であるべき」と名言を残している。
内的要因としては、
成果のあがらない仕事や、優先順位の低い仕事をしている場合、
また、他人に任せられる仕事を自分で抱え込んでしまっていこと
など。
外的要因、内的要因を分析し、時間を無駄にする要因 、成果に貢献していない時間を排除すべきであり、
そして、自らは、
・成果が上がる仕事
・自分しかできない仕事
に重点を置き、優先度の高い事項からやっていくことが、重要。
最後に、小さく短い時間をできるだけ大きくまとめて、仕事に集中する時間を長くすること。
細かく、細切れ時間を有効に使うことも重要だが、やはり重要な仕事をするには、まとまった時間が必要となる。
時間をまとめるには、いろいろな方法論があろう。
e.g.)
細かい仕事や、電話やメールの時間を、朝方と夕刻にまとめるなど。
仕事のアウトプットイメージや、段取り、マクロなスケジュールを意識し、部分部分に即集中してとりかかれるように、ブレークダウンしておくことなど。
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すべてのマネジメントは、自分の時間管理から始まる。
自分の時間を管理できない人間は、セルフマネジメントもできないし、まして、組織のマネジメントは不可能である。
余分な仕事に謀殺される一方で、些々な事に足をすくわれがちであるが、
それでは、目的を達成し、成果をあげることは、難しい。
目的や行動の方向、優先度を常に意識しておく必要がある。
また、自分の仕事をやりっぱなしにせず、時々、方法や手順を確認し、自分の実行を成果に結びついたのか、そうではなかったのかを評価することも重要であろう。
さらにいえば、中期的には、自己を高めること、勉学を怠らないこともセルフマネジメントのうちであろう。
読書、経験、沢山の知恵者、知人をもつこと、そしてよいと思ったことは実践し、確認していくことが、やはり、自己研鑽の王道であろう。
定期的な仕事の検証が好循環を生む。
そして、改善事項、集中すべき事項、勉強すべきことを明らかにする。
このことが、長いスパンでの、仕事の優先順位、重要性をも明らかにしていくことにつながるようだ。
「成果をあげる能力は、天賦の才能というわけではない。努力によって身に付けられるものである。」
この言葉を胸に、少しずつがんばりたいものである。継続は力なり。。。
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