日曜日, 1月 07, 2007

セルフマネジメントと時間管理

成果をあげる能力は、天賦の才能というわけではない。
努力によって身に付けられるものである。

仕事においては、プロフェッショナルたるべきことが要求される。

ということで、まずは、努力して、プロフェッショナルにならねばらない。


さて、
マネジメントの要諦として、まずは、自己管理、すなわち、セルフマネジメントが重要である。

して、セルフマネジメントは、まず、「時間管理」から始まる。

仕事ができる人、プロフェッショナルは、密度の濃いディープな時間を過ごしている。
しかも、もしかすると、あなたよりも、より多くの時間を、それら重要なことに費やしているかもしれない。



ドラッカーは、時間をより有効に使う方法として、以下をあげているようだ。

「時間の使い方を記録し、時間の使い方を分析し、時間をまとめる」

「時間を記録し、分析し、まとめる。」


まずは、記録により無駄な時間を把握することが重要。
ひとつには、一か月近く、リアルタイムで時間の使い方を記録していく方法がよいらしい。

時間を無駄にする要因としては、二種類ある。
・外部から邪魔を受ける場合・・・人員過剰・システム欠陥・組織構造の欠陥など外的要因
・自分自身で無駄に使っている場合・・・仕事のやり方が非生産的・・・内的要因

外部要因としては、たとえば、会議過多症がある。
ドラッカーは、「会議をすることは、原則でなく例外であるべき」と名言を残している。

内的要因としては、
成果のあがらない仕事や、優先順位の低い仕事をしている場合、
また、他人に任せられる仕事を自分で抱え込んでしまっていこと
など。

外的要因、内的要因を分析し、時間を無駄にする要因 、成果に貢献していない時間を排除すべきであり、

そして、自らは、

・成果が上がる仕事
・自分しかできない仕事

に重点を置き、優先度の高い事項からやっていくことが、重要。


最後に、小さく短い時間をできるだけ大きくまとめて、仕事に集中する時間を長くすること。

細かく、細切れ時間を有効に使うことも重要だが、やはり重要な仕事をするには、まとまった時間が必要となる。

時間をまとめるには、いろいろな方法論があろう。
e.g.)
細かい仕事や、電話やメールの時間を、朝方と夕刻にまとめるなど。
仕事のアウトプットイメージや、段取り、マクロなスケジュールを意識し、部分部分に即集中してとりかかれるように、ブレークダウンしておくことなど。


--
すべてのマネジメントは、自分の時間管理から始まる。

自分の時間を管理できない人間は、セルフマネジメントもできないし、まして、組織のマネジメントは不可能である。

余分な仕事に謀殺される一方で、些々な事に足をすくわれがちであるが、
それでは、目的を達成し、成果をあげることは、難しい。
目的や行動の方向、優先度を常に意識しておく必要がある。

また、自分の仕事をやりっぱなしにせず、時々、方法や手順を確認し、自分の実行を成果に結びついたのか、そうではなかったのかを評価することも重要であろう。

さらにいえば、中期的には、自己を高めること、勉学を怠らないこともセルフマネジメントのうちであろう。
読書、経験、沢山の知恵者、知人をもつこと、そしてよいと思ったことは実践し、確認していくことが、やはり、自己研鑽の王道であろう。

定期的な仕事の検証が好循環を生む。
そして、改善事項、集中すべき事項、勉強すべきことを明らかにする。
このことが、長いスパンでの、仕事の優先順位、重要性をも明らかにしていくことにつながるようだ。



「成果をあげる能力は、天賦の才能というわけではない。努力によって身に付けられるものである。」

この言葉を胸に、少しずつがんばりたいものである。継続は力なり。。。

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