土曜日, 3月 17, 2007

営業とマーケティングの違いとは何か

「企業の本質的な機能は、マーケティングと革新である。」 by P.F. ドラッカー

ところで、マーケティングの定義はわかるものの、営業とは何が違うのか。ここにまとめておきたい。


営業(セールス)とマーケティングの違いは、一般的には、以下のように説明されることが多い。

マーケティングは「売れる仕組みをつくる」ことであり、営業(セールス)は「売る」ことである。


その意味で、「売れる仕組み」を使って、実際に「売る」=営業機能を担当する営業パースンは、マーケティングにおいてもとても重要な役割を果たしうる。
また、「売る」という機能以外にも、実際に顧客接点をもつ営業パースンは、顧客の生の声に触れられるという点で、他のマーケティング・リサーチ以上の効果を発揮することもできる。

マーケティングの視点で考えるなら、営業パースンを単に「売る=数字を上げる」為だけに活用するのではなく、「顧客を管理=維持する」ために活用する必要が今後ますます増えるにちがいない。



諸説
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営業部とマーケティング部は、まるで水と油のようで仲が悪いのは何故なのか。

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「砂漠でも砂を売ってくるのがセールス、砂漠だから水を売るのがマーケティングだ。」

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一般的に、「マーケティング」という言葉を聞くと、「=広告」をイメージするのではないか。

「マーケティング」とは、広告などを使って見込み客をあなたのホームページや営業窓口につれてくること。

営業とは、マーケティング活動でつれてきた見込客を成約していくこと。

つまり、

■集客=マーケティング
■成約=営業

1)マーケティングで、見込客を集客
 ⇒ 2)営業で、集めた見込客を成約

「新規開拓」とは、1)営業と2)マーケティング(集客)の2つを差すということである。

商品やサービスを販売する営業活動の前に、沢山の見込み客をマーケティングで集客することが大切。

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●営業=日常業務思考
 「売り込む方法」をひたすら追求 日常的な販売活動に焦点が当てられる

●マーケティング=戦略思考「売れる仕組みづくり」
 顧客のニーズを分析し、明日のための戦略を練ることに主眼を置く

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