水曜日, 3月 28, 2007

木星の質量の8倍もある巨大な惑星を発見

国立天文台と、神戸大、東海大、東京工大らの研究チームは27日、おうし座の方角に、木星の質量の8倍もある巨大な惑星を発見したと発表したそうだ。

散開星団で初めての太陽系外惑星。
太陽以外の恒星を回る惑星(系外惑星)は、これまで200個以上見つかっているが、その中でも最大級らしい。
日本の研究機関が確認した系外惑星では3個目。

研究チームは、岡山県にある岡山天体物理観測所の直径188センチの望遠鏡で地球から149光年離れたおうし座の星団にある巨星「イプシロン」を観測し、3年間の観測で、イプシロンが、約595日間の周期でわずかにふらついていることがわかった。
このふらつきは、中心星から約2天文単位の距離を木星の約8倍という非常に大きな質量をもつ巨大惑星が回っていて、この惑星の引力を受けているためと考えられるにいたった。

なお、
「イプシロン」は、太陽の約3倍の質量をもち、進化によって太陽の約14倍の大きさに膨らんでいる巨星。
今回活躍した望遠鏡は、国立天文台岡山天体物理観測所岡山天体物理観測所188cm反射望遠鏡の高分散分光器HIDES(ハイデス)。

今回の発見により、太陽の約3倍の重さをもつ恒星では、約6億歳という若さで巨大惑星が存在することが明確に示されたことになるそうです。(太陽は約46億歳)
また、このように、年齢、質量が精度よく決定された恒星で惑星が見つかったのは初めてのことだそうです。

また、大きく惑星の秘密が解き明かされていくようですね。

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