とある論文から
1. 情報共有で中間管理職の実力があからさまに
2. IT時代の中間管理職は「考える力」を求められる
3. 「書くこと」が「考える力」につながる
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IT時代には、情報共有が進み、上司も部下もその中では、個々の実力があからさまになってしまうらしい。
今までは、上司が部下に一対一で、指示した内容や、関係者だけが知らなかった情報がたくさんあった。
しかし、今後情報共有が進むと、多くの人の目にふれるようになってくる。
間違った判断をした場合、皆にわかってしまう。
発信された情報にたいして、返信する人間が限られてくれば、誰が情報を的確に処理し、うまく活用できるできるかが見えてくる。
中間管理職が、本来必要な決断力や判断力が欠落していることが、皆にわかってしまう。
意見を押し付けるだけ、指示が遅い、ない、仕事の優先順位がつけられない。。。
意図を理解してくれない。
上司、中間管理職の実力もみえみえになってしまい、把握力、考える力のないものは、淘汰されることになっていく。
コミュニケーション力、把握力や考える力、情報発信力を強くするには、
たとえば、
会議における発言力を鍛えたり、書く力をつけることが重要らしい。
電子メールやグループウェアでのコミュニケーションでは、伝えたいことを整理し、明確な文章にする必要がある。
ところが、文章中心にきちんとものごとを伝えていくには、高いスキルが必要である。
前もって、相手のことを考え、伝わる文章を書かなければならない。
これが、考える訓練にもなる。
文章を書く力、読む力は、情報を活用する力にもつながってくる。
今後は、従来型のチームワークにとどまらず、IT時代の良さを活かし、相互に刺激しあい、学習する組織に変化していくことがよいとされている。
その中でも、中間管理職の考える力をどうやって、育成するか、
これは、たくさんの情報を読み、整理して、書いていく、この繰り返しによって、強まるかもしれない。
しかし、この変化に対応できない面々には、異なる役割を与えていくことになろう。
ナレッジマネジメント形の学習する組織には、年齢や過去の功績よりも、情報を活用し考えられる人こそが、上位者としてふさわしい。
2007年問題として、今まで、見えないノウハウになっていた部分の継承を含め、これらの変化にどのように対応していくのか、
大きな課題であろう。
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