1947から1950年生まれの人たちは、およそ1000万人ほどもいるらしい。
2007年には、1947年生まれの人たちは、おおむね定年を迎え、いわゆる、2007年問題も始まる。
この問題に対処済みの企業、そして、悩みつつある企業も沢山あるのであろう。
また、現在、30代前半から半ば、いわゆる団塊のジュニアたちの世代までは、急激に、今までのシニアたちは減っていくことになる。
会社内の世代交代でいうと、50代後半から、40代後半に譲るのか、
いやいや、もう、40歳以下の団塊ジュニアに譲るのか。
悩みどころである。
一方の団塊の世代は、元気である。
まだまだ働けるようにも思うし、若者たちよりむしろ元気があるかもしれない。
60歳以上人口は、2000年には、3000万人であったが、2010年には、4000万人となり、全人口の三分の一を占めることになるらしい。
シニアは、健康であり、生き甲斐があり、生活不安がなければ、十分に働けるし、また、世の中のバランスある活動をうまく創出できていくかもしれない。
寝たきり老人を増やさないためには、生活習慣病を避ける生活、生き甲斐ある生活、人との交流ある生活などを推進する仕組みが必要であろう。
シニア層は、社会に感謝し、地域や他人の役に立ちたいとの思いも強いとの統計もあるようだ。
シニアは、自分探し、仲間づくり、社会貢献などをニーズ・シーズとしつつ、
こだわり、つながり、役に立つことなどの行動へと進んでいくだろうとの説もある。
自分探しは、こだわりに、そして、多趣味や商品探索へ
仲間づくりは、つながりに、そして、同好の士、旅、口コミへ
社会貢献は、役に立ちたいに、そして、ボランティアやNPOに
シニアのライフスタイルマガジン、コミュニティサイトなどを運営する「シニアコミュニケーション」なる会社もできているようだ。
シニアの情報はシニアに聞けとのポリシーのようである。こだわりを大切にしているようだ。
50歳以上の人しか会員になれないようである。
その他、「クラブツーリズム」により、シニア層のクラブ創出の事例もあるようだ。
異文化交流・・・世界遺産クラブ
自然・健康・スポーツ・・・日本百名山をめざす会、クラブツーリズムダンスクラブ、ふれあい乗馬クラブ
仲間づくり・・・昭和一桁クラブ、酒肴の友、我等釣り仲間
くつろぎ・・・・温泉大好きクラブ
趣味・・・写真・合唱団、スケッチ、宇宙旅行、美食探訪クラブなど
会員誌・・・「旅の友」
一方、不安面は、
住宅ローン、教育費からの自由。
さらに、健康リスク、長寿化リスクも存在する。
シニアの8割は持家。ニューヨークやパリに比べて、東京は持家比率が高いらしい。
シニアの固定資産比率は7割にも達するらしい。
これらの解消のためには、「リバースモゲージ」という仕組みもありうるようだ。
資産をアクティベートするために、シニアの居住不動産を担保にして、生活資金を融資。
相続人は、借り手シニアの死亡時に、担保不動産の売却により、清算をするような仕組みとのことである。
これには、自治体、金融機関、不動産会社などが、システマティックに対応する必要があろう。
健康第一、自分探し、仲間づくり、社会貢献、生活不安解消
これらがそろえば、未来は明るいかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿