Google日本法人が企業向けSaaSに本格参入すると、2月23日に発表したらしい。
料金は1アカウント年間6000円
その前日、すなわち、22日に、米Googleが発表した企業向けサービス
「Google Apps Premier Edition」
を日本でも提供することになるようだ。
このサービスは、
・電子メール
・ワープロ
・表計算機能
などの各種のアプリケーション・サービスをセットにし、管理機能と併せて提供するとのこと。
企業向けとなると、これは、大きな話になる。
簡単にいえば、これらが、もし実用に耐えるとなれば、
マイクロソフトのOutlook(Express)、Word、Excelは不要となることも考えられる。
もちろん、他社、周囲の人とのやりとりが、多量のMS製品によるファイルをどのように処理するかが大きな課題となるわけだが、
ワープロや表計算などはあまり使わず、メール利用が主体の人や会社であれば、あまり気にせず、利用を始めることもできるだろう。
ひとり、6000円という価格設定については、やや疑問があるが、もし、五年使うなら3万円、
三年なら1万8000円となり、思ったよりは高いようだ。
MSオフィスより圧倒的に安ければ、有利に展開はできよう。
問題は、MSオフィスとの変換ツール系をどうするかであろうか。
この頃では、PDF経由でのオフィスとの変換も進んできているので、同じようにGoogle AppsとPDF経由での変換を考えるやり方、
さらには、直接、MSオフィスをGoogleAppsに変換してしまうやり方があろうか。
既存システムと、Google Appsのサイン・オン機能などを連携させて使えるようにする統合APIも公開される予定があるようなので、これに期待したい。
メールについては、顧客の要望に応じて、既存メールを移行させるツールを提供することもできるようだ。
--memo--
Google Apps Premier Editionの対象となるアプリケーション・サービスは、
・電子メール(Gmail)、
・ワープロ・表計算(Google Docs & Spreadsheets)、
・カレンダー(Google Calendar)、
・チャット(Google Talk)、
・ホームページ作成(Google Page Creator)、
・カスタマイズ可能なスタート・ページ(Start Page)
の6種類である。
電子メールは1アカウントで10GBまでデータを保存可能で、99.9%の稼働を保証。24時間電話サポートを提供する。 価格は1アカウント年間6000円。(米国では1アカウント年間50ドル。)
顧客企業としては「50人から1000人程度の企業を想定」
DocsやSpreadsheetsのメニューや管理者画面の一部など現状では英語のままのサービスもある。但し、利用(内容的に)は日本語でも日本語でも利用できるとのこと。
なお、2006年8月から、Google Appsの無償版(Google Apps Standard Edition)を提供しており、全世界で10万社以上が利用中。今回のGoogle Apps Premier Editionは、企業向けの上位版に当たるもので、Standard Editionとは異なり、電子メールの操作画面上の広告を表示しないようにするといったことが可能の模様。
これまでグーグルは、企業向けビジネスとして、グーグル検索ソフトを搭載した専用アプライアンスの販売を手掛けてきており、国内には数社の販売パートナーが既に存在する。
グーグル日本法人は、Google Apps Premier Editionの販売についても、これらのパートナー企業と一緒にビジネスを展開していく計画のようだ。
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予想されていたことではあるが、とうとうきてしまった。
これをチャンスとみるかどうかは、考え方次第!!
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