水曜日, 2月 21, 2007

日記と自分宛メールの活用法

書くということには「大きな効用や効果」があるそうだ。


No.1・・・カタルシス効果

古代ギリシャ医学では、病的な体液を対外へ排出することをカタルシスと呼ぶ。
精神分析の世界では、不意識の層に押し込まれている心のしこりを外部に明らかにすることで、症状を軽減させ、あるいは消失させるという治療法でもある。

書くことで、心の中のイガイガやいらいら、もやもやを吐き出し、すっきりする。
いわば浄化作用ということですね。

他人に愚痴をいうのも、カタルシス効果だとか。
但し愚痴は、漏れてしまうと大変なことになることもある。

それであれば、プライベートな日記に書けるかぎりラジカルに書いてしまう。リスクもない。
ある実験によると、書いているうちに、心があたたかくなり、動揺がおさまるとの報告もあるようだ。

No.2・・・事態を整理する効果

自分の感情を文字に変換していく過程で、ひとは、無意識に「外の目」を使うらしい。
外の目で自分をとらえると、客観的にものごとを判断でき、事態を整理できるのだそうだ。
結果として、「何をすべきか?」も明確になったりして、一石二鳥である。

No.3・・・振り返り効果

書いたものを後日見直す。
自分の再認識。時間の流れの中で忘れかけていた、当時の真の気持ちを余裕をもって振り返ることができる。
昔の自分を振り返ること、それは、未来に向けて進む自分の大切なトリガーにもなろう。




もやもやを書き出すコツとは
・もやもやしたこと、いらいらしたこと、ストレスを感じたことをなるべく詳細に書く。
・その出来事に遭遇したときの気持ち
・その出来事を乗り超えるためにできること、やるべきこと
以上三点を、ネガティブなとき、前向きになれないとき、不安を感じたときに、どんどん書き出してみるこらしい。

もちろん、内容は、公開しないほうがよいだろう。
他人に見られるという意識がたってしまうと、嘘を書いてしまうか、いい人を装って、書くことになってしまい、効果がうすれてしまう。本当の自分のままで書くことが重要。

紙の日記に書かない方法以外にも、

自分宛のメール(送信せずともよい)にするとか、
あるいは、
非公開の、プライベートなblogでもよいかもしれない。

若干の公開を許す内容であれば、友人内などの限定できるSNS系のブログ活用がお勧めかもしれない。

--memo--
トラウマ的なことを思い出して書いた直後には、その時のネガティブな感情がわきおこる。が、しかし、その軽いうつ状態は、しばらくすると、ポジティブな感情に変化する。

毎日のストレス状況を書いていくと、その状況が自分の仕事にどんな意味があるのかを考え直すきっかけとなり、燃え尽き(バーンアウト(症候群))の予防になる。

仕事へのモラールや動機づけを保つには、困難でストレスな毎日の中にも、ある意味を見出すことが有効らしい。

少しでも気持ちがネガティブ方向になったときは、そのことを、色々と書いてみることが、新たな道につながる。。

0 件のコメント: